バックアップとリストア

バックアップの基本的コマンド dump

多くのバックアップツールがファイルを対象するのに対し、
dump はファイルシステムを対象とする

dump はパーティションを対象とする為、root での操作が前提となる。
k

dump の基本的な利用方法

dump 0uf バックアップ先のアーカイブ名 ファイルシステム(パーティション) 
dump [1-9 のダンプレベル]uf バックアップ先のアーカイブ名 ファイルシステム(パーティション) 
ダンプレベル
  • 0 ~ 9 までの値を指定
ダンプレベル
0 フルバックアップ
1 ~ 9 差分バックアップ、増分バックアップ用
dump のオプション
オプション 内容
u /etc/dumpdates(dumpコマンドの使用記録を保存するファイル)の更新を許可
f アーカイブ名を指定

dump データを元に戻すコマンド restore

restore はカレントディレクトリにデータを書き出す。そのk為、
予めデータをリストアするディレクトリに移動してからコマンドを実行する

restore の基本的な利用方法

restore tf バックアップ先のアーカイブ名
restore tf バックアップ先のアーカイブ名
restore xf バックアップ先のアーカイブ名 リストアするファイル名
restore のオプション
オプション 内容
t ファイル名の一覧を出力
r アーカイブの内容をリストアする
x 指定されたファイルをアーカイブからリストアする
f アーカイブ名を指定する
i 対話モード

※ 対話モード時

コマンド 内容
add リストアするファイルを選択する
delete 選択の取り消し
extract 選択したファイルをリストアする