シスログ (System Logger)

シスログとはなんぞ

System Logger の略で、Linux のカーネルやデーモンが出力する情報を、ファイルなどに記録してくれるプログラム

シスログの設定

シスログの設定は syslog.conf というファイルで設定できる
※ CentOS6.4 の場合 rsyslog に変更されたみたい

設定書式
ファシリティ.プライオリティ	出力先
  • ファシリティとプライオリティは「.」ピリオドで区切る
  • プライオリティと出力先は「 」タブで区切る
ファシリティの種類
ファシリティ 対象となるログ
auth(security) 認証に関するログ(現在はauthprivの使用が推奨されている)
authpriv 認証に関するログ
cron cron が出力するログ
kern Linux カーネルが出力するログ
lpr プリンタサービスが出力するログ
mail メールサービスが出力するログ
news ニュースサービスが出力するログ
syslog シスログが出力するログ
user ユーザープロセスが出力するログ
uucp ファイル転送プログラム uucp (Unix to Unix Copy) が出力するログ
daemon 上記以外の各種デーモンが出力するログ
local0~7 アプリケーションに依存するログ
* すべての出力元を指定したことと同意
プライオリティの種類
プライオリティ 内容
debug デバッグに関する情報
info 一般的な情報
notice 重要な通知
warn 警告
err 一般的なエラー
crt 致命的なエラー
alert 緊急に対処すべきエラー
emerg システムが停止しそうな状態にあることを示す情報
主なログの出力先
出力先 syslog の動作
/var/log/message /var/log/message ファイルにログを出力する
/dev/console ローカルマシンのコンソールに出力する
root root ユーザーの端末にログを出力する
* ログインしている全ユーザーの端末にログを出力する
@ホスト名 ログ管理ホストの「ホスト名」にログを出力する