スーパーデーモン

Linux では主に使用されているスーパーデーモンは以下2種類

  • inetd
  • xinetd

現在では、多くのディストリビュージョンが xinetd を標準のスーパーデーモンとして採用している。

スーパーデーモンとはなんぞ

  • サービスの代わりにポートの監視を行い、クライアントからサービスへの接続要求が発生すると、その時点で該当するサーバプログラムを起動する
  • スーパーデーモンによって起動されたサーバプログラムは処理が終わった時点で停止する
デーモンとの違い
スタンドアロン スーパーデーモン型
メモリに駐屯 処理が終わった時点で終了
応答速度 速い 応答速度 遅い
リソース消費 多い リソース消費 少ない

主にスタンドアロン型で運用されるサービス

httpd Webサーバ(apache)サービス
nfs Network file System
1. rpc.nfsd 2. rpc.quotad 3. rpc.mountd の3つのデーモンが起動
nfslock NFS のロック機能を提供するサービス
1. rpc.lockd 2. rpc.stad の2つのデーモンが起動する
portmap RPC(Remote Procedure Call)を利用するサービスは、RPC のソケット番号をTCP/IP のポート番号にマッピングするために portmap サービスを利用する
smb Samba サービス。
1. smbd 2.nmbd の2つのデーモンが起動する
sendmail メール配信を担当するMTA (Mail Transfer Agent)のサービス
named ネームサーバBINDのサービス
dovecot メールをクライアント側から受信/参照できるようにするためのサービス
POP3 IMAPの2種類のプロトコルに対応している
sshd SSH(Secure SHell)サービス
xinetd スーパーデーモンの xinetd もスタンドアロン型のサービスの1つ
vsftpd FTP(File Transfer Protocol)サーバを提供するサービス
iptables パケットフィルタリングによるファイアウォールの設定を初期化するサービス

主にスーパーデーモン型で運用されるサービス

telnet telnet サービス
swat swat (Samba Web Administration Tool)は、Sambaの設定ブラウザで行えるようにするする管理ツール
rsync リモートマシンとファイルの同期を取るためのサービス