NFS の設定
NFS(Network File System)とはネットワークを介してリモートホストのファイルシステムを利用するためのシステム。NFSを設定すれば、所定のディレクトリに移動するだけでリモートにあるホストのディレクトリを利用できるようになる。
NFSはNIS(Network Information Service)と一緒に運用されることが多い。
※ NISは、複数のホストの /etc ディレクトリにある設定ファイル群を一元管理するアプリケーション。一般にUIDとGIDを統一する手段としてNISが利用される
NFSサーバとNFSクライアント
NFSは上記2つで構成されている。NFSサーバがクライアントにファイルシステムを提供することを「エクスポート」という。NFSクライアントはNFSサーバが提供するファイルシステムを、自マシンにマウントして利用することになる。この場合、実際に消費されるディスクはNFSサーバ側のものとなる。
NFS の設定
NFSの設定はサーバ側とクライアント側の両方に行う。
NFSサーバの設定
NFSサーバを運用するには nfs-utils というパッケージが必要。
nfs-utils のインストール
yum install nfs-utils
ドメイン名の指定
- /etc/idmapd.conf 5行目
#Domain = local.domain.edu Domain = localhost.localdomain
コメントを外して、ドメイン名を指定
NFS サーバの設定ファイルの編集
- /etc/exprots
/home/riceplanting 192.168.1.0/24(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
/home/riceplanting | 公開ディレクトリの指定 |
192.168.1.0/24 | アクセスを受け付けるネットワークの範囲 |
rw | 読み書きの許可 |
sync | 同期設定 |
no_root_squash | root特権有効 |
no_all_squash | そのままの権限でアクセスさせる |
NFS サーバの起動設定
chkconfig rpcbind on chkconfig nfslock on chkconfig nfs on
NFS クライアントの設定
chkconfig rpcbind on chkconfig rpcidmapd on chkconfig nfslock on chkconfig netfs on chconfig mount -t nfs localhost.localdomain:/home/riceplanting /home
- マウントされているか確認するコマンド
df -h
- /etc/fstab の編集
localhost.localdomain:/home/riceplanting /home nfs defaults 1 1
所々、間違っている可能性大の予感・・・!