CentOSでのインストール方法 ソース編

Linux 上で利用できるソフトウェアにはソースとパッケージの2種類の形式がある

  • ソース
  • パッケージ

ソースコードのインストール方法

流れ

  1. ソースコードの入手
  2. ファイルの展開
  3. configure の実行
  4. make の実行
  5. make install の実行

1. ソースコードの入手

  • wget を使ったインターネット上からダウンロードする
  • CD-ROM などのメディアからコピー

などがあるっぽい。

2. ファイルの展開

基本的にソースは tar と呼ばれるコマンド1つのファイルにまとめられ、 gzip, bzip2 というコマンドで圧縮されていることが多い
そのため、tar コマンドで展開する

展開例
tar zxf foo.tar.gz
tar jxf foo.tar.bz2
拡張子 圧縮形式 コマンドオプション指定
gz gzip z
bz2 bzip2 j
  • gzip 形式の場合は、zxf
  • bzip2 形式の場合は jxf
  • -xf はすべてのファイルを抽出するコマンド

3. configure の実行

  • ソースで配布されているプログラムをコンパイルする時は、ユーザーが自分のシステムに合わせてソースの内容を変更する必要がある。
  • 少しの手間で済むらしいが、多くのソースアーカイブには configure というシェルスクリプトが含まれている。
  • configure スクリプトを実行すると、そのシステムに特有の機能が検出され、ソースをコンパイルするために必要なファイル類が自動生成される。

めっちゃ便利ですやん

configure スクリプトファイルがある場合の configure の実行方法
./configure
configure ファイルを実行しなおす場合
rm config.cache

前回実行した configure スクリプトの結果を消去する

4. make の実行

コンパイル作業。コンパイルには make コマンドを使う
引数なしで実行すればよろしいっぽい

make

5. make install の実行

  • コンパイルが終了したら、ファイルシステムにインストールする
  • インストールするためのコマンドは make install

※ ただし、インストール作業には root 権限が必要

make install

以上で、ソースのインストール作業完了