rootの主要コマンド

Linuxの基本的なことのお勉強
かぶってるところもあるけどおさらいも兼ねて

su

機能 権限の一時的な変更を行う
書式 suを単独で実行
su
と実行するとシェルの動作設定は一般ユーザーとしてログインしたときの設定が引き継がれる
su -
root 用の動作設定でシェルを利用するとき
su ユーザー名
指定したユーザー名の権限でシステムを操作できるようになる
su ユーザー名 -c コマンド名
指定したユーザーの権限で指定したコマンドを実行できる

rpm

機能 Red HatLinuxでパッケージのインストールや削除などを行う
書式 rpm オプション ファイル名
  • オプション
-i rpm形式のパッケージをインストールする
-U rpm形式のパッケージをアップデートする
-e rpm形式のパッケージを削除する
-v インストールのプロセスを表示する
-h インストールや削除の進行にしたがって「#」記号が右に移動して行く
--force 一度インストールしたパッケージを強制的に再インストールしたり
アップデートしたりすることができる

yum

機能 CentOSRed Hat Enterprise Linuxなどでパッケージ管理を行う
書式 yum コマンド パッケージ名

リポジトリにアクセスしてインストールや削除などを行うパッケージ管理コマンド

  • コマンド
upudate システムの最新版アップデートパッケージを適応する
install パッケージ名 パッケージをインストールする
remove パッケージの削除
  • オプション
-y 本当に実行するか確認を表示せずに処理を実行する

useradd

機能 アカウントを追加する
書式 useradd ユーザー名
  • オプション
-D 新たなアカウントを作成する際に自動的に設定されるグループやホームディレクトリ、シェルの種類などが画面表示される。
-D 変更したい設定のオプション 上記の設定の変更
-D -b ホームディレクトリ名 ホームディレクトリ名を設定できる

userdel

機能 アカウントを削除する
書式 userdel ユーザー名
  • オプション
-r 引数に指定したユーザー名のホームディレクトリの内容も削除

passwd

機能 パスワードを変更する
書式 passwd ユーザー名
  • オプション
-x 日数 指定した日数がパスワードの有効期限となる
指定した日数を過ぎると変更を促される
-n 日数 指定した日数がパスワードを変更できるようになる最小期限になる
-l ユーザー名 指定したアカウントが一時的に利用できなくなる
-u ユーザー名 -l で指定されたアカウントが再び使用できるようになる

fsck

機能 ファイルシステムの検査と修復を行う
書式 fsck [オプション] デバイス
  • オプション
-a 発見された障害がすべて無条件で修復されるようになる

/etc/sysconfig/autofsck

AUTOFSCK_OPT="-a"

オプション-aを毎回実行する為の設定

shutdown

機能 システムを停止または再起動する
書式 停止 :shutdown -h now
再起動:shutdown -r now
  • 第二引数は動作時間指定。now 以外にも秒数で指定することが可能
  • 似たようなコマンド
reboot システムの再起動
halt システムの停止

telnit

機能 ランレベルの変更を行う
書式 telinit ランレベル
  • 0から6までのランレベルを使用することでシステムの動作モードを変更できる
  • RHELの場合、通常のランレベルは3か5
     3の場合:複数のユーザーが同時にログイン可能、CUI動作モード
     5の場合:複数のユーザーが同時にログイン可能、GUI動作モード
  • ランレベル1はシングルユーザーモード
    root以外のユーザーがログインできない状態になる
telinit 0 システムの停止
telinit 6 システムの再起動
runlevel 現在のランレベルが表示される

mount

機能 デバイスに作成されているファイルシステムを別のデバイスのファイルシステムに割り当てる
書式 mount [オプション] デバイス(パーティション) マウントポイント
  • オプション
-a 「/etc/fstab」に記述されているすべてのファイルシステムがマウントされる
「/etc/fstab」にはOS起動時に自動マウントさせるファイルシステムなどが記述されている
mount -a はOS起動時に実行される
-t vfat デバイス マウントポイント Windowsで使用されるFAT形式でフォーマットされたファイルシステムをマウントする
-t nfs デバイス マウントポイント NFSと呼ばれるUNIX用のネットワークファイルシステムをマウントする
-t iso9660 デバイス マウントポイント CDROMをマウントする
-t smbfs デバイス マウントポイント Windowsのファイル共有システム(SMB/CIFS)をマウントする

unmount

機能 ファイルシステムをアンマウントする
書式 unmount マウントポイント
  • オプション
-a 現在マウントされているすべてのファイルシステムをアンマウントする

kill

機能 プロセスを終了させる、あるいは制御する
書式 kill [シグナル] プロセス番号
  • シグナル
-SIGSTOP プロセスの一旦停止
-SIGCONT 一旦停止したプロセスの再開
-SIGTERM プロセスの終了
-SIGKILL プロセスの強制終了
-SIGHUP 指定したプロセスの設定ファイル再読み込み

シグナルの引数なしの場合は SIGTERM が選択される

ps

機能 実行中のプロセスを表示する
書式 ps [オプション]

オプションを指定せずに実行すると、ターミナル上で動いているすべてのプロセスが表示される

  • オプション
-A 動いていないプロセスも含めて、すべてのプロセスを表示する
-l ユーザー名、プロセスID、プロセスが使用しているメモリサイズを表示する
-f プロセスを実行したときのコマンドラインを表示する

※継続的に実行中のプロセスを監視するときには top というコマンドがある

modprobe

機能 カーネルモジュールをカーネルに組み込んだり、除外したりする
書式 modprobe [オプション] モジュール名
  • オプション
-r 組み込んだモジュールを取り外す

chmod

機能 ファイルのパーミッションを変更する
書式 chmod パーミッション ファイル
  • シンボルと数値の二つの方法で設定できる

シンボル:user, group, other の三種類のユーザーにr, w, x を指定する方法

chmod u+rwx,go-rwx ファイル名

数値  :r=4, w=2, x=1 の合計値でu, g, o の権限を設定

chmod 755 ファイル名
  • オプション
-R あるディレクトリ内にあるすべてのファイルを対象にパーミッションを設定する
  • その他の権限
スティーキービット あるディレクトリに対してすべてのユーザーにファイル作成を許可するが、所有者以外ファイルの削除は出来ない設定
SUIDビット 一時的に自分とは異なる所有者の権限でプログラムを実行できるようにする
SGIDビット 一時的に自分とは異なるグループの権限でプログラムを実行できるようにする


まだ意味の分かってないところもちらほらあるけど、後々見返せるようにメモ